Brahms Violin Sonate Op.78 |
大学での一コマ。
とある学生が演奏したブラームスのヴァイオリンソナタ第1番作品78。
なかなか興味深い考察に他の学生も参加。
僕を含めたそれぞれの考えを皆で言い合い「なるほど」とそれぞれの「違い」を知り、受け入れる。
これこそが複数人で学ぶ意味があるというもの。いやぁ、僕も多くを学びました。
楽語(音楽用語)や記号(スタッカートやディミヌエンドetc...)も、例え同じことが色々な箇所にあっても、一つの表面的な意味合いで理解するのではなく、音楽的文脈によりその意味の中に様々な表情を含みうる…ということは文脈(や構造)を理解するために結局は総合的にいろいろなことを知っていなくてなりませんね、というところが本日のポイントでした。
1言ったら20くらい返ってくる学生、自己主張をしっかりもっている姿勢に心から嬉しく思います。僕も学生たちから学んでいる。
僕は基本的に自分のレッスンは全て公開にして聴講してほしいと思っているので、コロナがなければ大学の学生たち全員と共有したいくらい。
にしてもこの冒頭よ。全てを受け入れてくれそうな優しさと温もりに思わず泣き崩れそうです。