木漏れ日の下で

ピアニスト 末永匡 オフィシャルブログ

指揮コースへの新たな挑戦

音楽に更なる広がりと深みを求め、4月から東京音大の下記のコースで指揮を学び始めました。

www.tokyo-ondai.ac.jp

受験への決断には自宅アトリエはじめ各所で音楽の時間を過ごしている生徒たちの絶え間ぬ熱き学びの姿勢からの影響も強くありました。今ここで体験しているのは厳しさと愛がある「理想的な学びの場」。これまでに日本を代表する素晴らしい音楽家の方々も受講されていました。学生時代、卒業試験後にヴィオラ奏者のヴォルフラム・クリスト先生に投げかけられた言葉、そのものがここにあるように感じます。。極めて贅沢な環境に武者震い、鳥肌が立つ日々です。

自分の見解がいかに狭かったか日々思い悩まされ、同時にオーケストラで演奏している音楽家そして指揮者に今まで抱いていた最大の敬意はもちろん、その凄さに頭が上がりません。「思い」を書き始めると止まりませんが、そのくらい刺激的な学びに没頭しているということです。

音楽の根っこは同じゆえにピアノの演奏も練習もさらに面白く、楽譜という物語を読んでは心を音にし腕を振っては身体を動かすここ最近。いやはや言葉にならなく申し訳ない。

先日は東京音大中目黒キャンパスで特別公開マスタークラスを聴講。ブラームスブルッフのヴァイオリン協奏曲を勉強。充実しすぎている内容でその日は寝付けませんでした。

www.tokyo-ondai.ac.jp

今は指揮法の基本、オーケストラスコアと向き合う日々です。これらの学びがいかに自分の音楽表現やピアノに影響を与えるかは疑いの余地がありません。まだ始まって間もないですがすでに強く「実感」しています。さて、これからどんなストーリーが展開されていくのでしょうか…!