木漏れ日の下で

ピアニスト 末永匡 オフィシャルブログ

やってみなければ見えてこない

 僕のところでピアノを学び続けて十数年の生徒。独学で作曲を学び作品を残し続けています。現代アートのイベントでも使用されたり、本人もそれ系のイベントには積極的に足を運んでいる模様。

 現在ベートーヴェンピアノソナタ第8番「悲愴」の2楽章を学び始め、前回のレッスン時に「弦楽四重奏への編曲を試みよう」という話が出て早速やってみることに。すると生徒が一言。


「まずはやってみます。そこから問題点が見えてくるかもしれません…」


 この「まずはやってみる姿勢」が彼女の強さなのでしょう。間違いを恐れずトライすること。学びの基本姿勢でもあります。もちろん専門書などを読んで知識を得ることも絶対に必要だけれど、それだけでやった気になり満足していては意味がありません。「実際の現場を体感すること」これがいかに大切なことか。頑張れ〜!