木漏れ日の下で

ピアニスト 末永匡 オフィシャルブログ

初めての2台ピアノ

 ピアノをコツコツと続けている長女。今回初めて2台ピアノに挑戦してみました。いつも耳にしているのとは異なる響きに目を大きく開けて驚きながら弾いていました。

 先日、作曲家の加藤氏の自宅に家族で伺うことがあり「折角だから感謝の気持ちを込めて、加藤作品を本人の前で演奏しよう」と急遽決めて。作曲家本人も喜んでくれたようです。(ですよね?加藤くん?笑)

 ソロはもちろん、4手連弾とも違う「線が絡むように入り混じる響き」を耳にしながらの演奏は娘の興味をさらに掻き立てたようで、しかもいつも演奏している作品(ベートーヴェンとかバッハとか)は作曲家がすでにいないけれど、今回のように「作曲家を目の前にして本人の作品を演奏する」経験は貴重な体験となりました。

 楽譜の中に一つ疑問点があり本人に聞いてみたら「多分こう言うことなのかなぁ…もしかするとこうかもしれないしね…わからないなぁ」と。これがまた作品が「生きている」ということなんだと思います。