木漏れ日の下で

ピアニスト 末永匡 オフィシャルブログ

大学の講義でとても嬉しかったこと

ベートーヴェンのヴァイオリンソナタ第3番。

生き生きとしていて弾き手にも聴き手にもワクワク感を与えてくれる、現在学生たちと取り組んでいる作品の一つ。

ピアノの学生が欠席しパートナーのいないヴァイオリンの学生から「相手がいなくても講義に参加したい」と連絡が。

僕は自分のレッスンに対して「常にオープン、刺激的かつ自由に、共に学び共に教え合う」を基本的な考えとしていつも思っているので、こういう気持ちは本当に嬉しい。

この学生とはシューベルトを取り組んでいたので、結局他の室内楽グループと一緒にベートーヴェンのヴァイオリンソナタ3番を。

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初見でピアノ譜の内声部に参加してもらったり、ベートーヴェン弦楽四重奏ピアノソナタとの比較をしながらディスカッションにも積極的に参加してもらい何とも有意義な時間となりました。

ベートーヴェン 弦楽四重奏曲 第6番》
BEETHOVEN String Quartet No. 6 in B-flat major (Op. 18, No. 6) Score - YouTube

ベートーヴェン ピアノソナタ 第7番》
Beethoven: Piano Sonata No. 7, Arrau (1964) ベートーヴェン ピアノソナタ第7番 アラウ - YouTube

ずっと言い続けていることだけど、レッスンを受けることだけでなく、聴講として参加する、またはその輪に入り「共に学ぶことの大切さ」を改めて感じているところです。気づきの視野の広がりが全く違う。

さて、本日の大学での講義はプーランクの六重奏。これもまた素晴らしい作品…!
Sextet for Piano & Winds, Op. 100: I. Allegro vivace - YouTube