「末永くんに渡したいものがある」と友人が貸してくれた一冊の本。パウル・クレーの「教育としてのスケッチブック(と言うのだろうか?)」。
先日、桐朋でブーレーズの「クレーの絵と音楽」からの言葉が引用されていて、この種の翻訳は難しいという話で盛り上がり。そういえば学生時代に読んでいたフルトヴェングラーの本もなかなか難しい言葉だったなぁ、とうっすらとした記憶を辿ってみたり。
「その本はいい感じに訳されてるの?」と質問したけれどなんかモゴモゴとした返答が。で、渡されたのがこの本。まさか原書とは。笑
ゆっくりと読み進めてみよう。パラパラとみてみたけれど面白そうです。
そうそう、学生時代フライブルグ音大のレッスン室に大きなクレーの作品が飾ってあって、その当時弾いていたクルターク作品の背景にクレーの絵を感じたり。個人的な感覚です。
この歳になってクレーがまたポツリポツリと僕の周りに姿を表してきました。これから何に繋がっていくのだろう?静かに期待して様子を見たいと思います。スイスのベルンにあるパウルクレー・センターに行ってみたいですね。