ART LIFE

ピアニスト 末永匡 オフィシャルブログ

《朗読との共演》さらなる表現を〜秋のおすすめコンサート

だから わたしは まっているの

耳をすまして

花の さく日を

 

金木犀の香りがやさしく頬をなで、次第に秋へ招かれる季節となりました。

 今月10月30日(日)に「朗読とピアノのコンサート」が開催されます。コロナ禍の影響による度重なる延長。しかしそれでも心折れることなく一生懸命大切に温めてきた企画。ようやくここまできた…という感じです。(お問い合わせ先など詳細は記事の最下部にあります)

少女の心の内側をうたった13の詩がつながっていって、一つの物語りになりました。寂しさの中から立ち上がった少女の、かなしさ、けなげさ、そして優しさが心をうつ詩の絵本です。(株式会社リーブルHPより)

 原陽子さん(女優として活躍されその後は絵本作家などでも活躍)の語りとともに、オールドビュッシープログラムに加え末永の即興で彩る空間。単なるBGMではなく、詩と詩の間に音で語り時に言葉と重なるなど「語りとピアノの対話」で織りなす、さらなる表現の世界へ皆様を誘うでしょう。末永にとっても音楽家としての一つの挑戦です。コンサート後にある原さんと末永の”ここだからこそ聴ける”トークショーも是非お楽しみに!

ドビュッシー

 夢

 ロマンチックなワルツ

 レントより遅く

 人形のセレナーデ

 月の光

末永

 即興

 会場は大正時代に建てられたノスタルジックな建築物「文化創造アトリエアミーゴ」。主催はベートーヴェンの舞台No.9のカール役でお馴染みの俳優小川弦さん、共催は絵本のリーブル。秋の深まる静けさに身を寄せて、語りと音楽を愉しみませんか?コロナ感染防止の一環として席数は決められております。是非ご家族、ご友人をお誘い合わせのうえ、奮ってご参集くださいますようお願いいたします!

 

▪️日時

 10月30日(日)16:00開演(15:30開場)

▪️場所

 文化創造アトリエアミーゴ(ホール)

▪️料金

 全席自由3500円 / 中学生以下は1000円 / 座席を必要としないお子様は無料

▪️チケット予約/問い合わせ

 harayokokatari@gmail.com / 04ー2947ー3747

 ※末永まで直接ご連絡いただくことも可能です!

《第九コンサート》に関する緊急のお知らせ

先日、主催者様よりチケット販売についての確認事項がございました。チケットをお求めの方々で「連絡したのに予約、取り置きできない」というお声が届いております。

 

お問い合わせ先は「予約、取り置き」対応、非対応が分かれていることを確認いたしました。混乱を招き大変申し訳ありませんでした。深くお詫び申し上げます。

 

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《予約、取り置き対応連絡先》
■お問合せ・チケットご予約

 メール officesuenaga@gmail.com(オフィス末永 担当:早川)

 

     tokorozawabunkaforam@gmail.com(担当:松尾・若松)

 電話  080-1188-9411/090-1660-0695(松尾・若松)

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”チラシに記載されている上記以外のお問い合わせ先はチケット販売のみ”で予約、取り置きの対応はしておりません。大変恐縮ではございますが改めて下記の記事をご確認いただければ幸いです。

 

《コンサート情報(連絡先は注意事項の追記あり)》

tdsuenaga.hateblo.jp

 

多くの方々からご連絡いただいておりますがまだまだお席はございます。何とぞお誘いあわせの上ご来場賜りますようお願い申し上げます。

 

末永匡

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《コンサート情報》第九〜歓喜の旋律が鳴り響く〜

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《コンサート情報の詳細は下部をご覧ください》

 

ベートーヴェンの第九、誰もが一度は耳にしたことのある歓喜の旋律。フランツ・リストは2台ピアノ版に編曲することでその魂をピアニストにも与えてくれました。

ja.wikipedia.org

 

来年1月30日にピアニストの梅田智也さんとこの偉大な作品に挑戦いたします。梅田さんは、稲垣吾郎さん主演のベートーヴェンの舞台「No.9〜不滅の旋律〜」で素晴らしい演奏を届けてくれたピアニスト。コロナ禍にも関わらず感染防止にこれ以上にない細心の注意を払い、一人の感染者も出すことなく全公演を走り抜けたのは一つの奇跡と呼べるものでした。色々な意味でその苦楽を共にしたパートナーと当時「第九を全楽章やろう!やらなくてはならない!」と強くお互いの気持ちを確かめ合ったのもつい昨日のようです。

 

umeda-tomoya.com

 

主催の所沢文化フォーラムは埼玉県所沢市の芸術文化活動支援をおこなっている有志が集まって立ち上げられた団体です。このように芸術文化活動を心から応援してくださるお気持ちに心から嬉しく思います。一つにイベントを大切に一緒になって築いていき温もりある手作りのコンサートを地元に発信していくのはある意味地域の理想的な形と言えるでしょう。地元の多くの企業からの応援、市や教育委員会からも後援をいただき大変光栄です。感謝を胸に精一杯演奏に努めたいと思います。

 

コンサート会場は所沢市が誇る所沢市民文化センターミューズ。大ホールであるアークホールは世界的な演奏家であるキーシンツィメルマンクレーメル樫本大進からも高い評価を得ている名ホールの一つです。

 

末永にとってベートーヴェンはライフワークの主軸となっているもの。少しずつ減少傾向が見られつつも今なおコロナという悲劇に覆われている世界。しかしコンサートの日は歓喜の響きにあふれる世界を、そしてその場にいる全員で高らかと心の中で歌いたいと願っております。ご多忙中の折とは存じますが、何とぞお誘いあわせの上ご来場賜りますようお願い申しあげます。

 

《コンサート情報》

■日程 2022年1月30日(日)

 

■時間 開演13:30 開場12:45

 

■開場 所沢市民文化センターミューズ大ホール(アークホール)

 

■曲目 ベートーヴェン

     交響曲第9番(リスト編2台ピアノ版)    

     バガテル「エリーゼのためにイ短調 WoO.59

     6つのバガテルより 第5番 ト長調 Op.126-5

 

■入場料 <全席自由>

     大人(当日券) 1 ,800円/(前売券)1,500円

     学生(当日券)800円/(前売券)600円

中学生、高校生は「学生料金」です。小学生は無料です。なお、未就学児の入場はご遠慮ください。

※マスク着用、検温、手指の消毒にご協力ください。演奏者への声援は控え、拍手のみとしてください。

 

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■お問合せ・チケットご予約(予約取り置き対応)

 メール officesuenaga@gmail.com(オフィス末永 担当:早川)

 

     tokorozawabunkaforam@gmail.com(担当:松尾・若松)

 電話  080-1188-9411/090-1660-0695(松尾・若松)

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■チケット販売(注意❗️こちらは販売のみで予約取置きの対応はしておりません)

 ミューズチケットカウンター 所沢市並木1-9-1

               TEL 04-2998-7777

                   

 株式会社アイビーホーム 所沢市寿町23-2 クレーシアタワーズ所沢T-106(火・水は定休日)

             TEL 04-2939-8991

 

 税理士法人シン中央会計 所沢市久米551-3 東亜ビル1F(土・日・祝日は定休日)

             TEL 04-2994-5080 

 

 ファースト補聴器 所沢市東町10-2 ベルワンビル2F(水、祝日は定休日)

          TEL 04-2937-3080 

 

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なぜベヒシュタインでのレッスンなのか?《9月25日(土)ベヒシュタイン特別レッスン受講者募集》

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株式会社ベヒシュタイン・ジャパンの特任講師として携わらせていただき早5年。

 

ビューローやリスト、ドビュッシーなど他にも歴史的な偉大な芸術家たちに愛され続けてきた名器。「しかしなぜこんなにも愛されて続けてきたか?」これには確かな理由があります。

 

現在、世界中のピアノの在り方について各シーンで問題提起されています。理由の一つとしては「ピアノという楽器はそれぞれ固有の魅力(響きや音色など)があるにも関わらず、その多様性が活かされていない」ことが挙げられるでしょう。もちろんこれだけではありません。演奏者自身が問題意識を持っていないことも事実です。

 

「メーカーを挙げろ」と言われればたくさん挙げられます。しかしその中のいくつが実際にコンサートやレッスンで使われているのでしょうか?

 

ここで世界的なピアニストであるアンドラーシュ・シフの大変興味深いインタビューを紹介させてください。

 

(Frankfurter Rundschau:2015年1月28日ドイツ語)

www.fr.de

 

「ほとんどのピアニストが(ピアノに)興味がない」

 

刺激的なタイトルです。すでに6年前のインタビューですが今もなお的を得ている内容となっています。いくつかのテーマを話していますが、今回注目したいところは「ほとんどの人たちが今日耳にしている響きは一面的。素晴らしいスタインウェイが全てではない。いろんなピアノへの興味を!」というところです。シフはその後に「ホールにピアノの選択肢はあるがピアニストがそれらを弾かない」と続けています。日本の各地にあるホールではどうでしょうか、豊富な選択肢があるのでしょうか。

 

スタインウェイヤマハ、カワイで聴くベートーヴェンは一般的によく知られています。どれも疑いの余地のない素晴らしい楽器です。しかしベヒシュタインやザウター、プレイエル、ファツィオリなど、またはフォルテピアノは限られた人たちにとっては身近な存在ですが大半は聴いたことがない、もしくはその経験が極めて少ないと言っても過言ではありません。特に音楽大学のような場所は多様なピアノと共に学べる環境でありたいものです。

 

いろいろなベートーヴェンピアノソナタショパンのバラードがあっていいのです。歴史的にそれらの多様性が当たり前であったように…

 

自分自身の演奏経験からその重要性と必要性を感じています。以前ベートーヴェンのピアノ協奏曲第5番「皇帝」を東京芸術劇場で演奏した時のこと。1回目はスタインウェイで、2年後に再び演奏した際はベヒシュタインで演奏しました。当時ベヒシュタインD282でピアノ協奏曲を演奏されたことは日本ではまだなく、僕はもちろんのことオーケストラの方々、聴衆にとって初めて体感するベートーヴェンの「皇帝」でした。その違いに驚かれた(賛否を含む)多くの声が後日たくさん届きました。

 

耳、心、指に様々な体験を与えること。それがいかに演奏者の「耳」や「鍵盤への繊細なタッチ」「微細なものに反応する心の豊かさ」に影響を与えるかは疑いの余地がありません。

 

数年前に比べ少しずつですが様々なピアノに触れる機会は増えてきたかと感じます。しかしそれでもまだまだ「一面的」と言える状況であることは事実でしょう。

 

ベヒシュタインという「オーケストラが強く意識された多様な音色音質」を生み出すことのできる楽器で音楽を創造する喜び。

www.bechstein.co.jp

 

ベヒシュタイン・ジャパンの数多くあるイベントの中でもずっと大切に続けられている「特別レッスン」。次回は9月25日(土)残枠2枠、12月までございます。消えることのない大切な音体験として是非自身のステップアップにお役立てください。静かに、丁寧に、明確に、そして確実に学ばれたい方にお勧めいたします。新企画「Let's talk 10」ではレッスン後の相談の時間も設けています。お申し込みお待ちしております!

 

《お問い合わせはこちらまで》

(株)ベヒシュタイン・ジャパン 担当:泰田
E-MAIL:yasuda@bechstein.co.jp
TEL:03-3305-1211

静寂から生まれ静寂に消える

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感無量。多数のお申し込みをいただき急遽同日追加公演となった長い1日。お陰様で大盛況で幕を閉じました。

その場にいる全員がベヒシュタインピアノの音に耳を研ぎ澄ませ、静寂から生まれ静寂に消えていく音に気持ちを寄せる瞬間。

2公演以外はその場でレッスン。計6時間。指導者や才能溢れる子供たちなど、一語一句一挙一動そして一音たりとも見(聴き)逃さまいと、彼らの集中力は空気をも変えます。

とある子は以前何かの機会に僕と一緒に写真を撮っていたらしくそれを家に飾っているとか。嬉しいですね〜♪舞台no9を観劇されていた方(ピアノの先生)やプライベートの生徒も聴きに来てくれたりと何とも嬉しく温かなことの数々。

適切な感染防止対策、どんな時も落ち着いた雰囲気で丁寧にマネージメントされる姿勢に大船に乗った気持ちで取り組ませていただきました。

お客様そして和幸楽器、ベヒシュタインジャパンの全ての関係者に心から感謝申し上げます。

※ベヒシュタインジャパンの加藤社長とのトークは気をつけないとなぁ。楽しすぎて時間を忘れます。

延期と追加

楽しみにしていたイベントの延期連絡と追加公演。コロナ禍ゆえの難しい選択。昨年とは違い、スケジュール変更に驚くことはなくむしろ極めて冷静に受け止めています。納得する自分がいると同時に、連絡を受けた直後、練習していた手の中にこもる熱や痺れのようなものが行き場を失っている感覚も。また、多くのお申し込みをいただき公演を追加するイベントも。

 

10月に予定されていた朗読とピアノのコンサート。こちらは二度目の延長で次回は来年の秋。オールドビュッシープログラム+末永の即興。とても雰囲気のある場所で静かに温もりあふれる雰囲気で、絵本と古いベヒシュタインピアノから紡がれるドビュッシーの対話が創造の世界を膨らませます。詳細が決まり次第随時お知らせいたします。

 

同じ月に新潟の小学校で予定されていた創立150周年記念事業。こちらも来年の秋に延期。一大イベントで、少しでも子供達のためにと先生方の熱き思いと共に時間をかけて言葉を交わし練り上げてきました。こちらも一年後に延期。

 

直近では9月7日(火)に予定されていた宮地楽器でのコンサートも感染拡大の影響を受け延期。こちらはタイミング的にも大変難しい判断だったと思います。ヤマハの新グランドピアノ「C3X esperssivo」とプレミアムピアノ「S3X」の魅力をオールリストプログラムで思う存分味わう、個人的にも大変興味深い企画です。振替公演の詳細は決まり次第お知らせいたします。ぜひご注目ください。

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そんな中、9月12日(日)に予定されている和幸楽器でのコンサートは同日中に追加公演が決定。ベヒシュタインピアノで豊かな色彩を贈るプログラム。ヘンデルハイドンベートーヴェン、リストの他、子供たちにも人気のあるブルグミュラーギロックも。ソロだけでなくクラリネットと一緒にアンサンブルの視点からもベヒシュタインの魅力を探ります。多様に富んだ時間。ワンポイントレッスンも午前中は満枠、15:30以降はオプションで追加していくこととなり若干数枠がございます。一歩深く丁寧に学ばれたい方はぜひお申し込みいただき、自身のレベルアップに役立ててください!

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延期も追加も難しい判断です。どちらも「ご来場される方々にとってより良い時間」を思い決断されたものです。身が引き締まる思いで取り組ませていただきます。感謝を胸に。

僕は何も知らない。だから面白い。

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「世界の人口70億人(正確には78億5000万人なんですね)いる中で、どれだけの人と出会い、どれだけの人に自身の言葉を伝え、人の言葉や音楽を耳にし、どれだけの人に自分の音を届けましたか?僕は、日本で弾こうが中国で弾こうがエジプトの洞窟で弾こうが、各地でいろいろな人たちと出会っていてもその全貌を全く知りません。」

 

今日はフェリス女学院の学生たちにお話をさせて頂きました。「音楽と社会」という視点は僕にとって決して特別なものではなく自然なもの。ベートーヴェンモーツァルトの音楽芸術を探究し深めていくことと同じように。

 

楽家の人生は様々。音大は音楽家としての生き方なんて教えてくれない。もちろん教えるものではないし教わるものでもなく。様々な経験から「気づく」もの。自分にもっと問いかけよう。人生を創ろう。奥を見て広く見渡そう。そのほとんどが自分の知らない世界と人々で埋め尽くされている。だから面白い。

 

このような貴重な機会を与えてくださった全ての関係者に心から感謝申し上げます。