東工大での講義 |
《アートの視点がこれからの医学教育を変える?対話型鑑賞で鍛える「みる」力》
「この時間があなたたちの人生にどのように役立つかはわかりません」なんてシラバスに書いたっけ(笑)「なんでこの講義を受けに来たの?」と聞くと「シラバスに書いていることが一番わけわからないから」「日々の研究から逃れたい」など。最高じゃないか、東工大生。
困惑する学生、やめて出ていく学生、じっと考え込む学生、講義を終えても3時間ぐらい講義の続きを立ち話する学生(おかげで帰宅がいつもかなり遅くなったよ)、全てを恋愛に例えて答えるロマンチックな学生、全てが懐かしい。レポートを白紙で出したその紙を講義終了後ずっと見つめてはその白紙の上に100万の言葉を感じたけれど。
アート×人間には無限の可能性が秘められている。面白い、興味深い。音大ではこういう講義をまず見ないけれど、僕は好きなんだよね、こういうことを考え、試みていく時間が。