木漏れ日の下で

ピアニスト 末永匡 オフィシャルブログ

変化を続ける特別レッスン、新たな試み

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主催者と日々言葉を交わす「変化していくべき特別レッスン」について。チラシが昨日出来上がりました。

 

「特別とは何なのか?」

「受講される方々に対しどう在るべきなのか?」

「何が求められているのか?」

「レッスンや楽器のクォリティだけでいいのか?」

「もっと寄り添うことはできないだろうか?」

 

今日まで徹底的に話し合いを続けてきました。

 

これまで趣味の方、演奏活動をされている方、音大生(桐朋、芸大、昭和)など累計「160名以上」の方々が受講されました。浜松町にあったグランドピアノ2台のみ入る空間から場所を移し、今は汐留にある最大80名入るベヒシュタインサロンにベヒシュタインのフルコンサートグランドピアノという最高級のクォリティを誇る大変恵まれた環境にグレードアップ。1年間の沈黙を経て先月再開。

 

今回から新しく室内楽での受講」「複数枠の申し込み可」に加え「Let’s talk 10’」という企画をレッスンに組み込むことが決定されました。「Let’s talk 10’」とはレッスン後の10分間、様々な悩みや相談を投げかけていただく極めてパーソナルな時間です。

 

今現在演奏している作品についてでも構いませんが、先月実験的にその時間を組み込んだところ、どなたも作品についてではなく「それ以前のこと」もしくは「その周りのこと」について相談されてきました。

 

そもそもピアノを弾くという行為はそれだけにあらず。ピアノの前に座るまでにいろいろな心情があるわけです。お話に耳を傾ける限り、皆さんは本当にいろいろなことを背負って、抱いてピアノに向かわれています。

 

一時期、大学の学生たちから「カウンセラー」というあだ名がつけられていたこともありましたが、レッスン時本当に多くの言葉や話題を学生たちと交わしてきました。僕自身学生時代、今は亡き恩師たちと交わした数々の言葉に救われ、それがあったからこそピアノに向かうことができたのです。

 

作品のこと、音楽のこと、ピアノに向かう以前のこと、何でもいいのでこれを機に(もし末永の経験が皆さんのお役に立つのならば)この「Let’s talk 10’」を活用し特別な時間を一緒に創っていけたらと思います。そして「Let’s talk 10’」でのお返しの言葉はその場でも口頭でありますが「受講修了証」という残る形で後日お渡しいたします。成長の足掛かりに、後々その軌跡を見返すことでご自身の変化を実感して頂ければ幸いです。

 

これからも少しずつ変化していく「末永匡特別レッスン」。12月までスケジュールが決定しています。是非ご参加ください!

 

●お問合せ・お申込み 

(株)ベヒシュタイン・ジャパン 担当:泰⽥

E-MAIL:yasuda@bechstein.co.jp 

TEL03-3305-1211