木漏れ日の下で

ピアニスト 末永匡 オフィシャルブログ

第10回特別レッスンを終え


昨日、第10回末永匡特別レッスンを終えました。毎回思うけれど、本当に素晴らしい時間。満ちていく感覚。


新規受講生との出会いに心躍り、音楽創りでは耳に音を傾け、心の森を探索し、言葉を選んではピアノに向かう、そしてリピーターの方々の成長から「継続することの大切さ」を改めて強く感じ。


僕も多くを学ばせていただきました。ベヒシュタインとホフマンの豊富な音色は、多くのアイデアをくれるけれど、時に難しさも与えます。


その厳しさは決して否定的ではなく、むしろ「表現する楽しさ、創る楽しさ」だと思うなぁ、と帰りの電車の中でレッスンの熱気に浸りつつ。


全てのレッスンを終えた後、受講されたピアノの先生と立ち話。


「このように集中された学びの場を、ぜひこれからの社会の未来を担う子供たちにも」とお言葉を。


確かに…


子供たちのためにも豊かな音楽の時間、教育の場を共にしたい、そんな気持ちが膨らみます。実際にこれまで似たようなお話を何度か頂いていました。


僕の経験が子供たちにも役立つのだろうか…この思いはずっと頭にあります。


「末永匡特別レッスンforキッズ(仮)」もしくは夏休みと冬休みに合わせ「ピアノの時間~集中特別レッスン~(仮)」のような「子供たちに特化した」音楽の学びの場が生まれるかもしれません。温かく見守っててください。


子供たちへ…僕の中に響き続けるこの言葉。


音楽で繋がる素晴らしさを再び噛み締めた一日でした。少なくとも人が音楽で繋がっているときは「争いが生まれない」。音楽を模索し創っている時は「暴力を考えない」。シリア内戦など世界各地での不安定な情勢、今の世の中だからこそ、その思いに強くひかれます。バレンボイムのディヴァンオケについて思いを馳せつつ。「未来」は今を生きる子供たちが創る。大人は何を残していけるのだろう?愛する自分の子供たちを見ながら湧き上がる感情…


人は共に歌い、奏でる。


全ての関係者に心から感謝申し上げます。


「末永匡特別レッスン」次回は4月28日、残枠(5)(6)の2つ。是非ご検討ください!