木漏れ日の下で

ピアニスト 末永匡 オフィシャルブログ

演奏中の隠れたファインプレー、コンサートを終えて、近づいてくるベートーヴェン

コンサート終了!素晴らしい時間でした!


毎回の本番でいつも何かを「少しだけ」試していく。


リスクを背負うが縮こまらない、守りに入らない。


ここだ!というところを本番で乗り越えるのはかなりのメンタルの強さと柔軟さが必要。


お客様には気付かれず目立たないところだけど、隠れたファインプレーとなり、全体にも影響を与える。


そういう意味で今日のベートーヴェンショパンは殻を破り始め、新たな姿の片鱗を僕に見せてくれたかもしれない。


機織り職人の方が、僕の1stアルバム「intermezzo」を聴き続けて作品を織られたと。これは最高に嬉しい…!そして「末永さんはベートーヴェンの話をしている時とても嬉しそうですね」とも。


どの作曲家も作品も好きですが、やはりベートーヴェンは何かこう心臓を鷲頭神にされる感じがあります。好きとか嫌いとかではなく、強烈に痛いとか苦しいとか、そこに救いや憧れのようなものも。「生きている」と感じさせてくれる。


ここのサロンでは6月29日にまた弾かせていただきます。


さて、待ち受けるは京都。充実した滞在になるようひと頑張り。


本日コンサートに関わられた全ての方々に心からの感謝を。