木漏れ日の下で

ピアニスト 末永匡 オフィシャルブログ

末永ゼミを終えて

「ゼミって何ですか?」


このような質問を最近よく聞かれます。


簡単に言えば少人数でのレッスンシェア。公開レッスンもあるけれど、それとは全く似て非になるもの。


通常はこの末永ゼミにご興味を持たれた方がご友人をお誘いいただき3~4人。場所はその方の自宅(またはスタジオも可)。1人90分~120分。3人だったら4時間半~6時間。数字を見ると長時間ですが、これまで受講された方々は「あっという間」と皆様口を揃えておっしゃってくださいます。


公開レッスンでの聴講はあくまでも客観的に聴くことに専念。これはこれでとても大切なことです。しかしゼミは少し違う。


「聴講もアクティブに」


人のレッスンを聴きながら、自身も積極的に質問や自分の考えなどの言葉を投げかけ参加します。


「共に学び、共に教えあう」


ゼミは公開レッスンよりも身近な関係と環境。それゆえに心もリラックスしコミュニケーションが図りやすいのです。


参加者それぞれの解釈や価値観、その多様性。作品の追求だけでなく、普段の自分が抱えている課題や悩みなどの共有。普段自分で弾いている自宅のピアノが全く違う音色を持つことの実感。


とても深く気づき多き時間なのです。


ドイツから帰国して10年。これまで本当に多くのレッスンやレクチャー、公開レッスンをさせていただきました。ゼミという発想自体は新しいものではありません。しかしピアノレッスンをそのような形に取り入れてみるというのは個人的にはある意味新しかったわけです。どのようにその時間を運んでいくか、コミュニケーションを含めこれまでの多くの経験から得たノウハウがとても活かされる場でした。


昨日は3人。シューマン=リスト、ラフマニノフ吉松隆、ペヤチェヴィチ。どれも素晴らしい作品と演奏。僕も勉強になりました!


全ては「学びへの情熱」なのです。


感謝を込めて

昨日の様子

※3~4人であればどなたでもゼミを開催できます。音楽が好きで学びたい方へのところであれば末永は日本全国どこへでも行きます。気軽にお問い合わせください♪