木漏れ日の下で

ピアニスト 末永匡 オフィシャルブログ

帰ってきた公開レッスン


「武蔵ホールが新しい体制で生まれ変わる」


お知らせを頂いた時はとても嬉しかったです。


「音降りそそぐ武蔵ホール」素敵な名前ですね。武蔵ホールの響きを体感されたことがある方は「なるほど!」と思われるのではないでしょうか。確かに、あの響きは「降りそそいでくる」かの様。


「良かった、なくならないで…」と素直に思いました。あのクォリティが(都内からは少し離れた)あの場所にあることはとても価値があります。武蔵ホールの空間、響き、楽器、雰囲気、エントランスから見える日常をやさしく映す何気ない景色…全ての要素が心を落ち着かせ、穏やかにしてくれる。


そして、先日公開レッスンのお話を頂きました。


旧体制時、幾度か企画された公開レッスンの空気間を思い出します。長い時は12時間近くあったような。その場にいる(受講、聴講、スタッフ)全員で荒波を超える緊張感、時に見えるユーモア、壮大な音楽を前に悩み、大きな旅を終えたような充実感など、それはもはや「仲間たち」という感覚。


末永のレッスンは大きく分けて「個人レッスン」「ゼミ」「公開レッスン」の3つがあります。


それぞれ特色がありますが、公開レッスンならでは緊張感、問題を浮き彫りにし、解決策やアイデアを提案、決して焦ることなく「テクニックや表現」を一つ一つ紐解き、創り上げていくのでそこで感じ得たことをぜひご自宅に持ち帰ってほしいです。


聴講の方は、じっくりと普段の問題点を自分の中で照らし合わせ咀嚼していく。人のレッスンを見て、聴くからこそ腑に落ちていく。


受講も聴講もスタンスは違えど、学べることは多岐にわたります。


5月26日土曜日、全8コマ、「あの時間」が戻ってくると思うと今からとても楽しみです。これまでの公開レッスンも本当に多くの方々が関東各地からご参加されました。受講聴講共にぜひお誘いあわせの上お申し込みください!