木漏れ日の下で

ピアニスト 末永匡 オフィシャルブログ

【6/13】清里の山荘でのコンサート

湿気がなくとても爽やか、まるでドイツのような気候

今回で4回目の訪問となる清里。森の中にひっそりとたたずむ山荘「自然の森山荘」には約100年前の古いアップライトピアノがあり、温かなご家族が運営されています。

「自然の森山荘」
http://shizennomorisansou.jp/

自然の森山荘
清里自然の森山荘は、標高1300mに位置し、231.4アール(約7,000坪)の広大な敷地を持ち、林間施設でセミナーハウスの設計者は著名な建築家、 吉村順三氏です。この恵まれた自然と施設、この場所に集う人々の輪を今までよりもっと大切に。(オフィシャルホームページより)


山荘の前に広がる広大な森の入口
ピアノが置かれているところには暖炉があり、そこには全国から様々な人たちが集います。皆様とはこの山荘の雰囲気も手伝い「家族」のような温かい繋がりを感じさせます。そこでスエナガの話を織り交ぜながら、色々な作品を弾いていく、まるで「ホームコンサート」のような趣のあるコンサートです。

終演後は、宿泊客の一人としてお客さまと一緒に食事やアクティビティなどを楽しみます。「家族団欒」という言葉がぴったり合うそんな雰囲気。そこではそれぞれの専門のことをはじめ、人生、人との出会い、繋がり・・・深く広い話を美味しい食事とお酒、パチパチとなる暖炉の音が静かに聞こえる中、色々な話題に華を咲かせます。個人的にとても印象に残っているのが、その場に溢れている自然な「笑顔」。本当にリラックスしてその場を楽しんでおられるように感じました。

色々な音に溢れる森
それぞれが好きなように過ごすそれぞれの「時間」。本を読んだり、散歩したり、バルコニーでコーヒーを飲んでいたり。コンサート翌日の朝、子供と森を散歩し、途中目をつぶって耳を澄ましてみるといろんな音が聴こえてきます。森の香り、溢れる音、草木の触れる感覚・・・身体の五感全てを通して体感することの大切さを子供にも感じてほしい、と静かに思う自分がいます。

手作りのブランコ
ここの山荘は以前からあったのですが今のような形態で運営され始め、まだ比較的間もないとのことです。すでに全国から訪れるファンがいて、それぞれの過ごし方があるようです。スエナガも出演させて頂いているコンサート他、色々なイベントもされています。これから色々な形で変化していく「自然の森山荘」に注目していきたいです。ぜひ足を運んでみてはどうでしょう?


・・・というわけで無事帰宅しました。心地よい疲労感。家族は深い眠りにいる中、静かなリビングでこのブログを書いています。ここ最近のスケジュールで頭と耳が疲労を覚えています。今日は音楽のことは考えず、今回のコンサートでお世話になった全ての方々に深い感謝を胸に抱きつつ、清里の森を思い出しながら静かな夜を過ごそうかと思います。ありがとうございました・・・!