木漏れ日の下で

ピアニスト 末永匡 オフィシャルブログ

APU Collaboration!!



APU公演素晴らしい時間でした!


本番がどうなるかスタートしてみなければわからない緊張感とワクワク感。それらが絶妙に絡み合い想像以上のコミュニケーションが生まれ空間を彩っていました。


新聞テレビなど多くのメディアでも取り上げて頂き、また学生、別府市民の皆様だけでなく関西や東京からもご来場くださり、この時にしか生まれない時間を皆様と共感共有したと強く感じています。


出口学長とのトークショーも限られた時間の中、多くの話題を引き出していただき、広く深いテーマを共有した有意義な時間となりました。


翌日のワークショップではコンサートで使用した舞台をそのまま会場として利用し、大変な盛り上がりを見せました。公演を終えてから再演のお話などをはじめ多くの賛辞を頂き、熱冷めやらぬという状況です。


バッハ、シューベルトラフマニノフ、リストはいつもと違った姿を現したと言えます。なぜならコラボレーションによって新たな自分が引き出されたから。その人間が演奏するわけだから、新たな表現がバッハに生まれるのも当然。僕にとってソロ、室内楽、コンチェルト、現代曲、そして多様な組み合わせでのコラボレーションは何の差もないのです。自己表現。


ベートーヴェンが収録されているセカンドアルバム「tragico」、そして昨年秋、浜離宮であった自分のソロリサイタル、それらのカバーやプログラムにも書かせていただいた通り「音楽に私を見る、それは自己が存在し生きているということ」正にこれです。


今思えば全てが夢の中の一瞬の出来事だったように感じます。またどこかで皆さまとお会いできることを願っています。お客様はじめ、全ての関係者に深く御礼申し上げます。