第7回工房コンサート 音律シリーズVol.2 |
【工房コンサートメンバー内藤晃氏(ピアニスト)よりメッセージ】
なぜこの調で作曲したのか?なぜこの調に転調するのか?なぜ半音階なのか?etc.
われわれは、作品にアプローチするときに、楽譜から作曲心理を辿ろうと試みるわけですが、そのヒントが、当時の「音律」にも存在します。昔の調律法では、鍵盤楽器の音階は均等ではなく、調性によって音程感が異なり、さまざまな響き具合や色合いをもたらしていました。
調律師の加藤正人さんに協力いただき、当時の音風景から表現の可能性にアプローチする共同研究をおこなっています。検証の現場は白熱した議論が飛び交い、知的な刺激に満ちています。
今年6月に始まった「工房コンサート」音律シリーズで、その研究成果の一端を発表しておりますが、「耳からウロコ」の驚きや感動の連続です。モダンピアノ弾きには馴染みのない音律の世界ですが、それを体感することによって見えてくるものが沢山あり、多くの方と共有できればと願っております。
第2回は「しっかり聴いてキルンベルガー~バッハと「平均律への憧れ」」と題し、バッハの弟子キルンベルガーによる調律法(師バッハの調律を継承していると言われる)で、バッハとその周辺の作曲家の作品を覗いてみながら、表現の可能性を考えてみます。
バッハの「平均律クラヴィーア曲集」とは当時どれだけチャレンジングで実験精神にあふれた音楽だったのか。バッハがどれだけ未来的で柔軟な思考の持ち主だったのか…。モーツァルト、ハイドン、スカルラッティなどの楽曲も取り上げながら、バッハの音楽に息づいた美意識を考えてみます。
【レクチャーについて】
第7回ピアノ工房トークコンサート
前回の調律法「ミーントーン」に続き今回は「キルとは言いましても、同時に少しでも真実に近づくための問
たくさんの「なぜ?」を皆さんと一緒に考え、音に更なる
多分に古楽の方々には馴染みのある話題ではありますが、
複数人ご希望
《詳細》
日程 10月5日 13:30開場 14:00開演
会場 ユーロピアノ八王子 技術・営業センター工房内
出演者 末永匡 稲岡千架 内藤晃 加藤正人
曲目 バッハ、モーツァルト、スカルラッティ、ハイド
☆入場料☆ 2000円 ペア券3500円
(3名様以上は1人1500円)
≪予約方法≫
①出演者に直接メール、電話、FBメッセージ、FBイベントページでの参加等
FBイベントページ
https://www.facebook.com/events/1529764157255186/
②またはユーロピアノ株式会社(下記参照)にご連絡くだ
≪お問い合わせ≫
ユーロピアノ八王子技術・営業センター
〒192-0063
東京都八王子市元横山町1-12-6
TEL 042-642-1040
定休日:土曜日・日曜日
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主催 工房コンサート実行委員会
協賛 ユーロピアノ株式会社
後援 PTNA 一般社団法人全日本ピアノ指導者協会