木漏れ日の下で

ピアニスト 末永匡 オフィシャルブログ

子供たちとの時間

今日は丸一日子供たちと一緒に過ごす日。好きなだけ遊び、僕の手料理を約束し、体力がある限り遊び続ける、そんな日。もしかするとこういう日は今年初めてかもしれない。もう少しで2016年が終わろうとしているけれど。普段はちょっとした合間に一緒に過ごし、もしくはコンサートに同行するなど、必ず何かあった。

「あと何回寝たら今日が訪れるか」遠足を待ちわびていた自分の子供時代と重なる。今日は仕事の連絡も、ピアノの練習も無し。しいて言えばちょいちょいFacebookに投稿したくらい。(返信を待っている方々には申し訳ありません…)

朝9時から寝るまで休みなしで遊び続けこちらは体力がもちません。しかしそれよりも色んな事が出来るようになっている様子に先日の音楽会同様、その成長に驚くばかり、そして妻に感謝するばかり・・・。


最後は寝る直前までレゴで遊び、今日という日が終わってほしくないという名残惜しさまで表情からうかがえました。いざ布団に入れば妻の読み聞かせもぎりぎりの集中力で聞いてはすぐに眠りの底へ。

決して大げさな話ではなく、今日という日がもう二度と訪れないと思うと、時の経つ早さに何とも言えぬ苦しさを覚えるのです。今日まで想像以上の困難な道のりがあったけれど、想像以上の感動があったのも事実。そしてそれ以上がこれからの未来に待ち受けているのだろうかと安易に想像するのです。

少し話はずれるけれど、ピアノから離れるってとても大切。そう言えば以前某コンクール審査後、舞台で「ピアノから離れてください」って話をしたときにキョトンとした空気があったけれど、その意味が少しでも解ってもらっていたらいいなぁなんて思い出したり。