木漏れ日の下で

ピアニスト 末永匡 オフィシャルブログ

ピアノ協奏曲での組み合わせ


都響の定期を聴きに芸術劇場へ。


ベートーヴェンピアノ協奏曲第1番、ソリストはサリーム・アシュカール、使用ピアノはベヒシュタインD282。


ベヒシュタインで奏でるベートーヴェンピアノ協奏曲はスタインウェイとは全く異なるもの。甲乙つけるものではなく、それぞれの個性がしっかり存在している。ベヒシュタインならではのクリアな繊細さ、ハッキリとした立ち上がり、オケの響きに溶け込み身を隠し、時に浮き出てきたり、その多様な存在感はまさにベヒシュタインならではのもの。アンコールはシューマントロイメライ。4月2日には浜離宮でのソロリサイタル。


芸劇、ベヒシュタインD282でのベートーヴェンピアノ協奏曲、アンコールでのトロイメライ浜離宮でのリサイタルなど、そして「ベートーヴェン第九の2台ピアノ版をやりたいね」と楽屋では色々と共通する話題に花が咲きました。


オーケストラ、ピアノ共に素晴らしく感動的な時間に胸が高まり帰路へ。演奏家たちはもちろん、このコンサートに携わられている全ての関係者に心から感謝です。