先日、技術者の方からお声掛け頂き、1867年製エラールの弾きこみのためサントリーホールの楽器室へ。特に中低音のリッチな響きがとても魅力的。この響きはモダンピアノにはありません。「特有の音色」がショパン、シューマン、ブラームス、ベートーヴェン、バッハ、モーツァルトそしてシューベルトの音楽を(作曲されたものだけど)まるでその場で即興的に生まれたかのように自然に導いてくれます。
「あまり陽の目を見ない」と担当の方。
このような名器は眠らせておくのは勿体無い。音を届ける者として何か出来ることはないかと思考を巡らせた帰路。
素晴らしい経験でした。関係者の方々に心より感謝申し上げます。
※画像はサントリーホールの許可を得て掲載しています。
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