木漏れ日の下で

ピアニスト 末永匡 オフィシャルブログ

音と言葉で繋がる時間


生徒の一人、海外で学んでいる医学生。北半球と南半球でこんなにも遠く離れているのに、音楽や言葉でグッと近く感じるこの時間。


今日のレッスンでは「自己の対話、存在」「多様性」「個が集まること」そんな話が軸に。このようなテーマは決して遥か彼方の遠い話ではなく、とても自然で近いもの。


分野は違えど共通している感覚。


今は亡き恩師と、同じようなテーマで話をしながら散歩していたのを思い出しました。「今日はピアノを弾くのはやめよう」と言い出す先生。当時の僕のドイツ語力でも、丁寧に言葉を交わしてくれた恩師たちに改めて感謝します。


彼女の言葉一つ一つに心の持つ空間の広さと深さを感じます。そして探求された音楽はそこで豊かに鳴り響くでしょう。