木漏れ日の下で

ピアニスト 末永匡 オフィシャルブログ

静岡で音楽を


先日の静岡でのレッスンは素晴らしかった。


ショパンドビュッシーベートーヴェン。T先生門下の小学生や大学生、そしてT先生も一緒に創った音楽の時間。素晴らしい演奏と学びへの姿勢に感動です。


もし僕の経験が少しでも皆様のお役に立てるのであれば、この形が全国に広まることを静かに願いつつ…


ピアノは孤独な作業が多い。だからこそ皆で創造過程をシェアしたい。そこに湧き出てくる様々なアイデアや思考が交差し新たな気づきが生まれる。それはまるで室内楽のリハーサルの様。


以前、広島での室内楽コンサート。その時に何度も重ねた「非常に」有意義だったリハーサルの時間を思い出す。決して忘れることのない印象的な時間。


それをピアノのレッスンで活かしたい。僕の中に潜む強い思い。


教育に対し、とても柔軟で広い視野を、そして情熱を抱いているT先生。話題も尽きることなく、素敵な時間はあっという間に過ぎていきますね。


その日は友人宅に家族でお世話になり、両家族の温かな交流に心が和みます。


たくさんの気持ちを込めて、ありがとう。再会を約束。



翌日はPTNAステップのアドヴァイザーで数々の素晴らしい演奏を拝聴。講評には「次につながる問題提起」を。自身の音楽を見つけてほしい願いを込めて。



最終日、沼津港。漁師の方は話してて気持ちいいです。食事も美味しく千本浜も富士山も立派で美しい。


壮大な海、色、風、におい、音、冷たさ…


五感を通して僕の体に入ってくるもの全てが一音の打鍵に集約される。


経験は消えない、永遠に蓄積されていく。