木漏れ日の下で

ピアニスト 末永匡 オフィシャルブログ

耳を澄ませて


コンサート終了!満員御礼。


共演者の突然の事故により、急遽クラリネット奏者の妻にもお願いし、ピアノソロも取り込みプログラム変更。これはこれでとても華やかなプログラムになりました。


さらに、素晴らしい調律師、ブリリアント過ぎない燻し銀のスタインウェイが良きパートナーに。


リハーサル中、先日試写会にご招待いただき楽しませていただいた「羊と鋼の森」を思い出しました。


コンサートは開場直前まで調律師と音を創っていることが多々あります。


楽器の特性、ホールの特徴、お客様がいる場合などを考慮し現場では様々な音創りを工夫。


共演者の立ち位置含め、ピアノなど数センチ動かすだけでも響きは変わります。


また、リハーサルを通して奏者の耳も慣れてくるので、必然的にタッチも変わる。


ヴァイオリンの音色(フォーレ、坂本)、クラリネットの音色(メンデルスゾーンシューマンラフマニノフプーランク)、ピアノ(ソロではベートーヴェンショパン、リスト、シューマン)の音色が混じり合い、舞台に設置された素敵な花の如く、豊かに彩られました。


お客様、主催者、共演者はじめ全ての関係者に心から感謝申し上げます。