木漏れ日の下で

ピアニスト 末永匡 オフィシャルブログ

名古屋

昨日の興奮も冷めぬ中、今日は名古屋へ。

公開レッスンを軸にレクチャーコンサートです。テーマはベートーヴェンチャイコフスキーですが、となるとリストも外せないわけで…

空いた時間が少しでもあればピアノに向かわなければならない(いや、向かいたい)現状で、新幹線の中は譜読みやアナリーゼに割ける貴重な時間。

ピアノはただがむしゃらにやれば良いってものではないので、客観的に自分の心体を見つめ、その中で可能な限り(わずかな時間でも)家族との時間や静寂の時間を持ちます。例えば5分でも子供達と楽しむ、珈琲を丁寧に淹れる、など。

ちょっとしたことが心に風を与えてくれるんですよね。

ピアノに熱中するのも良いけれど、時にオーバーワークになっていることに自分で気づかない時も。そのいわゆる「惰性」のようなものはあまり意味を成しません。やった、という自己満足。なので惰性なのか、惰性ではないのか、そういう意味においても自己を客観的に観察することは必須です。なんせ限られた時間で成果を出さねばならず「これしか練習できなかった!」とか「この時間でこれだけ出来るようになった!」なんて話はお客様には関係ない。

「豊かな生きた音楽、この瞬間に生きている音楽がそこに在るか無いか」です。

…こういう事を書いてるうちに名古屋に着いてしまいそうなので今回はここまで。

今日は最高に楽しみたいと思います!

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末永匡(Tadashi Suenaga)

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