木漏れ日の下で

ピアニスト 末永匡 オフィシャルブログ

明日はベートーヴェンのセミナー

明日はベートーヴェンセミナー。誰もが知っている悲愴も、ようやく3楽章にたどり着きました。 


時に数小節しか進まなかったり、怒涛に話すときもあれば、沈黙が多かったり、驚いたり笑ったり不思議に思ったり。ベートーヴェンのテクスチュアを探れば探るほど見えてくる様々なヒント。それらを活かすか活かさないかは本人次第。

論理的、感情的、それぞれが深く、深く共存している。正直怖ささえ感じます。人の耳に聞こえているかどうかではなく、楽譜に記され、五線譜上に存在していることに造形としての芸術をも感じさせる。

beethoven piano sonata no.8 op.13, 3rd mov.
Grande Sonate pathétique

ここで知り得たものを「どのような演奏表現にするのか、どのようなテクニックが必要で、どのような練習が必要なのか」は、分析と表現とは違う内容なので、公開レッスン形式で皆さんとシェアしたいところ。

実際に音にする段階は、また別次元のところの難しさと面白さがあり、興味は尽きません。