「これはあなたが持っていて」と先日リハーサルの際に渡された古い冊子。
1972年(昭和47年)12月広島で行われた斎藤秀雄先生の講義録。冊子と言うのは、当時の講義を90分テープ22巻で録音しその後手書き起こしされた原稿でした。その後「斎藤秀雄講義録」と題して出版されています。
斎藤秀雄先生とも交友があり「桐朋学園大学附属子供のための音楽教室を広島でも」と呼びかけた大畠弘人氏。「この人の音楽を残しておかなければ」と思いが募り広島分室の教師を対象とした講師の構想を元に行われた一連の講義。(斎藤秀雄講義録より)
手に渡された時、日本の音楽教育の歴史の一部に触れたような気がして心が震えました。