木漏れ日の下で

ピアニスト 末永匡 オフィシャルブログ

出会いに


ピアニストの狩野イスラム君を訪問。バッハ、モーツァルトショパンヘンデルを聴かせてくれました。彼は自閉症ですが、音楽に障害者であるかどうかなど関係ない素晴らしい表現がそこには確かに存在し心が動かされました。そのお返しに僕はリスト、ベートーヴェンブラームスを。こうやって演奏で対話するのは良いものですね。

お母様、そしてイスラム君のピアノの先生から貴重なお話を拝聴。彼が所有している1920年代のベヒシュタインピアノの音色に耳を澄ませた午前。


午後はオペラハウスで練習後、表敬訪問のため国際交流基金へ。教育での交流について言葉を交わしました。個人的な希望ですが、レッスンなど教育の面でも関われたらと思っています。

ふと思うと今回で5度目のエジプト。3回目のカイロ交響楽団との共演。多くの方々と出会いました。その一つ一つの公演にはたくさんの方々からの思いが全て詰まっているんですよね。

明日からとうとうオケとのリハーサル。どんなリストの死の舞踏になるか楽しみです!



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