木漏れ日の下で

ピアニスト 末永匡 オフィシャルブログ

パレスチナ大使と



駐日パレスチナ大使のワリード・アリ・シアム氏と。

これまでの人生での「出会い」や「行い」が星のように点で存在していた。それぞれが少しずつ繋がり合って「線」になり、そこに今度は多くの細く短い線が生まれた。そして、それぞれの短い線が集まり、後ろを振り向くとその轍に太い線がまるで「道」のように出来上がっていた。

その道に吹く風は自然に僕を然るべきところに押し運んでくれる。今回の訪問は正にこれだった。「音楽家として社会にどう在ることができるか?」答えのない問いの様。しかしそれは常に僕の中に否応無しに重く存在している。どうしようもできない。

世界には様々なことが起こっているその瞬間に生を与えられている現実から目を背けることはできない。その中に一輪の花の如く音楽が存在している。

ご縁を与えてくれた友人に心から感謝します。
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