木漏れ日の下で

ピアニスト 末永匡 オフィシャルブログ

インタビューと撮影


先日音楽雑誌のインタビューが2つありましたが、それとは全く異なるインタビューと撮影。


「Project Neighbors」


そこには「写真を通して関係を作る」に続き「あなたが今存在している場所と人について、私たちに教えてください」と記されています。


場所は、武蔵ホール、ピアノはベヒシュタイン、そしてホールスタッフの方々と僕で参加させていただきました。


プロジェクトチームである写真家の方々によってインタビューと撮影が行われます。


人の奥底に眠る本音のようなものを引き出すようなインタビューは中々ない、と思っていますが、素晴らしいインタビュアーによって生きた言葉の数々がその場に生まれました。(と僕は感じています)


ホール、人、音、そこに渦巻く様々な思い…


インタビューを通し、スタッフの方々と改めてそれらの思いを言葉にすることで、漠然としていた気持ちや関係が明確化し、夢というか目標というか、向かっているものに対する情熱にしっかり火がともされる感覚に。


人は一人で生きているのではない、一人で生きることはできない。生きること、音楽、社会、様々な要素が一つのサークルを成して僕らが存在している、そんな気持ちにも。


あなたがあなたであることを心から認め、僕が僕であること、多様を理解し受け入れる、そこには常に「感謝」が存在している。


ホールスタッフである前に人であり、音楽家である前に人であり、ホールも楽器もそこに「人がいるから」命が芽吹く。


全ては人の行い。


写真にはどんな表情が写っているか楽しみです。


プロジェクトチームの皆様に最大の感謝を。